訪問看護は、看護師資格を持つ人にとって魅力的な職場の一つです。この記事では、訪問看護の仕事内容や転職のメリットに焦点を当て、転職を考える看護師にお役立ちできる情報を記載します。
訪問看護師とは?
訪問看護師の仕事内容
訪問看護師の主な仕事は、患者さんの自宅を訪れて医療や看護のサポートを行うことです。これには、薬の管理、傷の処理、健康アドバイスの提供などが含まれます。患者さんの生活状況を把握し、適切なサポートを提供することが求められます。
訪問看護師の1日のスケジュール
訪問看護師が1日に訪問する軒数は、平均4〜5軒程度です。基本的には1人での訪問となりますが、入所したての頃や訪問看護経験の少ない人は、しばらく先輩と2人1組で訪問します。十分な経験を積んだ後に1人での訪問を任されますので、未経験の方もご安心ください。
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訪問看護師が求められている理由
日本は超高齢化社会
日本はますます高齢化が進んでおり、医療・看護を求める高齢者が増加しています。訪問看護師は、患者さんが自宅で健康な生活を送るためのサポートを提供する役割が求められています。2019年の厚生労働省の試算では、2025年に必要な看護師は202万人で、そのうち訪問看護師は、2016年と比較して約2.5倍の人数が必要とされています。
診療報酬・介護報酬の改定
最近の医療制度の変化により、訪問看護師の需要が増しています。診療報酬や介護報酬の改定により、より多くの患者さんが在宅での看護サービスを受けることができるようになり、そのための人材が必要とされています。
訪問看護師のやりがい・たいへんなところ
訪問看護師のやりがい
患者さんと信頼関係を築くことができる
訪問看護師は患者さんの自宅に足を運び、じっくりとコミュニケーションをとることができます。これにより、利用者さんとの信頼関係が築きやすく、その結果、患者さんの健康状態に対する正確な理解が可能になります。
患者さんとご家族の生活を変えることができる
訪問看護師は患者さんの日常生活に密着してサポートを行うため、ご家族とも深いつながりを築くことがあります。その支援がきっかけとなり、患者さんやご家族の生活がポジティブに変わることがやりがいとなることが多いです。
訪問看護師のたいへんなところ
天候がわるくても訪問を行う必要がある
訪問看護師は、悪天候や災害時でも患者さんのもとに訪れなければなりません。これは時に大変な状況を伴いますが、その分、患者さんにとっての頼りになる存在となり、やりがいに繋がることも多々あります。
訪問看護師の給料
2020年のマイナビ看護師に掲載されている求人では、正社員採用で、月額27.5万円〜33.2万円となっていました。通常の看護師と比較して、夜勤手当がない分給料が減るのでは?と心配されている人もいるかもしれませんが、訪問軒数などに応じて手当てがつくケースもありますので、よく調べて転職活動を行ってください!
まとめ
訪問看護は、看護師資格を持つ方々にとってやりがいのある仕事の一つです。患者さんとの信頼関係を築きながら、新しい環境で働くことができる訪問看護は、転職を検討している方にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。転職活動を進める上で、自分のスキルや希望に合った職場を見つけ、充実したキャリアを築いてください!
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